飛来
あれは夕べの帰り道 紫雲に一筋の光
希望のような絶望のようなそれに指をくわえて見惚れてた
僕は魂消て返り討ち 黄色い肌に一筋の光
朝日みたいで夕日みたいなそれは頭の中に話しかけてくる
やさしい先生が教えてはくれない僕がひとりぼっちの理由を
知りたくて駆け出した
UFOが君をさらってゆく
僕も一緒に連れていってよ
夢の彼方
今日の十七時あの道 まあるい目玉たぐりよせ
始まりのような終わりのようなそれに再び逢いたくて待ち伏せ
世界中の誰も信じてはくれない僕がもうどこにも居ないこと
見せたくて飛び出した
UFOはここに降りてこない
早く僕を連れていってよ
空の裏側
ほんの少しでいい 耳を傾けて
そんな叫びをかき消して選挙カーがゆく
UFOが君をさらってゆく
僕も一緒に連れていってよ
だけど
UFOは二度と現れない
ひとりぼっちだって教える
僕も宇宙に落っこちたくて
この街から身を投げる
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作詞作曲:凹川
1stアルバム「o to si a na」収録